最高峰の食材と技で作られるあんかけに日本海の幸が満載の1杯など、ラーメン王国・新潟は今年に入っても個性豊かなラーメンが食べられるお店が続々とオープンしています。今回の新店はこちら。
辛さとコク深いうまみ
柏崎市民が愛する老舗ラーメン店の味をベースに、新しい風を吹き込んだマーボー麺。
辛さとコク深いうまみの、クオリティーの高い1杯が人気です。
老舗で修業した店主
柏崎市安田の国道252号沿いに2025年3月にオープンした「麺飯屋たすいち」。
柏崎市を代表する老舗中華料理店「盛来軒」で23年間、腕を振るったご主人が独立しました。
ベースは老舗の中華そば
マーボー麺のベースのしょう油味のラーメンは、その老舗で90年間、守り続けられる中華そばがベースにあります。
鍋で温められているスープこそが伝統の味をリスペクトしながら、ご主人ならではの工夫が注ぎ込まれたお店の命で、豚のコクをベースに昆布をはじめ、酒蒸しをしたホタテのうまみを加えた優しい味わいに仕上げられています。
ここでご注目!しょう油ダレが見当たりません。
スープには地元・柏崎のしょう油や長岡のしょう油がブレンドされた特製のタレで味がまとめられています。
伝統の味とマーボー豆腐が手を組み完成
ご主人らしさはマーボー豆腐で表現されています。
新潟県産の豚のひき肉とニラと豆腐のシンプルな食材を、地元のしょう油やトウバンジャンなどの辛い調味料、さらに中華料理の香辛料を駆使した専用のタレで、辛さの中にうまみがギュッと詰まった味わいにまとめ上げていきます。
硬めの「あん」もこだわりです。
伝統のしょう油ラーメンとマーボー豆腐が手を組むと完成です。
様々な具材が重なり、濃いうまみを演出
「お待たせいたしました。麻婆麺です」
大きめにカットされた絹ごし豆腐にふんだんに使われた豚ひき肉、彩るのは地元産のニラとネギ。
様々な食材の味が重なり合って構成されているマーボー豆腐は、濃いうまみと華やかな香りでおいしさを演出しています。
モッチモチのストレートの太麺はあんが硬めに作られているマーボー豆腐がよく絡み、いつまでも熱々のまま楽しめます。
辛さは穏やかな1辛、基本の2辛、そして辛さとしびれが強烈な3辛まであります。
麺飯屋たすいち 店主 角谷寿樹さん
「麻婆麺というものをすべてのお客様に食べてもらいたいなと思って、辛さを調節してその辛さの調節した中でもマーボーらしさは残したくて、うまみと辛さ、香りもバランスよく残して提供するように心がけてます」
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