「獺祭 BLUE」は2023年3月にニューヨークに建設された酒蔵「獺祭 BLUE ニューヨーク蔵」で製造された日本酒。同社の桜井博志会長がニューヨークに移り、日本と同様に山田錦のみを使用した純米大吟醸の製造を指揮した。

 商品説明会の中で桜井会長はニューヨークでの酒造りや、アメリカでの日本酒の可能性について語った。同社が業界では異例の1,000億円の売上目標を掲げていることについても説明があった。

 日本とは異なる環境での酒造りに最初は苦労したが、ようやく納得のいく製品ができたという。アメリカの製造拠点を日本の製造部門の一部として位置づけ、積極的に人材交流も進めている。

 桜井会長は商品について「香りがよく、飲みやすい酒。苦労して作り上げたアメリカ産の日本酒を多くの人に知ってもらいたい。今後も製品の品質向上に取り組んでいく」と話していた。

 周南市内では久米の中嶋酒店や、政所の山本屋などで購入できる。375ミリリットルが2,200円、720ミリリットルが4,180円。販売店舗などの問い合わせは同社(0827-86-0120)へ。

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