
財新/S&Pグローバルが1日発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5と、6月の50.4から低下し、市場予想を下回った。写真は中国江蘇省南通市にある船舶装備メーカーの工場で2020年3月撮影(2025年 ロイター/China Daily)
[北京 31日 ロイター] – 中国国家統計局が31日発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3となり、景況拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で下回った。内需低迷が続く中、米国の関税引き上げを前にした輸出急増に陰りが見え始めたことを示唆した。
PMIは6月の49.7から低下し、4月以来の低水準となった。ロイターがまとめた市場予想(49.7)も下回った。
米中当局者は29日、90日間の関税一時停止措置を延長することで合意したが、中国の政策立案者は依然として、主要産業の過剰生産能力や長引く不動産市場の低迷、家計の需要低迷などに対処する必要がある。
エコノミスト・インテリジェンス・ユニットのシニアエコノミスト、Xu Tianchen氏は「輸出の勢いは、上半期の劇的な先食いを受けて先行き鈍化する可能性が高い」と指摘。
「しかし、中国にとって明るい兆しの一つは、トランプ米大統領が他の主要貿易相手国に15─20%の関税を課そうとしている中、コスト面で大きなアドバンテージがあることだ」などと述べた。
新規輸出受注指数は6月の47.7から47.1に低下し、15カ月連続で50を下回った。
Official purchasing manager‘s index (PMI)
前月に拡大していた新規受注は縮小に転じ、国内需要の弱さを裏付けた。
国家統計局の統計官は、製造業の伝統的なオフシーズン、高温、豪雨、一部地域での洪水が重なり、PMIを押し下げたと分析した。
生産の伸びも鈍化。企業がコスト削減を図る中、雇用は依然として軟調だった。
原材料の投入価格は上昇した。生産価格指数は6月の46.2から48.3に上昇し、企業間の過度な価格競争に対処する当局の取り組みを反映した。
新華社によると、中国共産党中央政治局は今月の会議で、企業の無秩序な競争を取り締まるとともに、主要産業の生産能力管理を強化する方針を示した。アナリストは中国が国家主導の輸出主導型経済から消費主導型経済に移行する必要性を強調。今週発表された育児補助金は経済のリバランスに向け、小さいながらも前向きな一歩だとしている。
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