クラシェニニコフ山が約450年ぶり噴火 ロシア・カムチャツカ地方

7月30日にロシア極東沖で発生した巨大地震の震源地を示す地図。米国地質調査所(USGS)提供(2025年7月30日提供、資料写真)。(c)US Geological Survey/AFP

【AFP=時事】ロシア極東カムチャツカ地方にあるクラシェニニコフ山が、約450年ぶりに噴火した。同国の緊急事態当局が3日、発表した。同地域では、記録上最も強い地震が発生したばかりだった。

ロシア国営メディアは同日、クラシェニニコフ山から噴き上がる巨大な灰の柱を撮影した写真を公開した。スミソニアン協会によると、この火山の噴火は1550年以来だという。

カムチャツカ地方の非常事態省はテレグラムへの投稿で、噴煙が高度6000メートルに達したと推定していると発表した。

「噴煙は火山から東に向かって太平洋に広がっている。その経路に人口密集地はなく、居住地域での降灰は確認されていない」と同省は述べた。

その一方で今後、地域を飛行する航空機に影響が出る可能性があるとしている。

同地域では先週にも、ユーラシア大陸で最も標高の高い活火山であるクリュチェフスカヤ山が噴火した。2000年以降、少なくとも18回の噴火が記録されている。
【翻訳編集】AFPBB News

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