2025.08.01

イタリア北部の都市ボローニャでは、1964年以降毎年世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が開催されている。今年は95カ国・地域からの出展があり、4日間の期間中に約33,000人の来場があった。このブックフェアでは絵本原画のコンクールが行われており、世界各地から多くのイラストレーターが作品を応募している。5点1組のイラストを用意すれば誰でも応募できる公募展で、絵本の専門家である審査員たちによって、すでに絵本として発表された作品も未発表のものも全て公平に審査される。入選を機に作家としての一歩を踏み出す人も多く、絵本作家の登竜門として長年続いてきたコンクールだ。
同館では、このコンクールで入選した作品を紹介する「ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ展)」を、1978年から毎年恒例の展覧会として開催してきた。
今年は89カ国・地域から過去最多の4,374組の応募があり、日本人6名を含む29カ国・地域の76組が入選を果たした。本展では全入選作品を紹介する。近年ますます多様になっているテーマや技法の作品を楽しめる。入選作の他にも、特別展示としてSM出版賞を受賞したエンリケ・コゼール・モレイラ(ブラジル)と、図録の表紙を手掛けたシドニー・スミス(カナダ)の作品も展示する。

WACOCA: People, Life, Style.