記念撮影をする(前列左から)加藤、榊原(後列同)高橋、エスタ、熊沢
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WEリーグの三菱重工浦和は1日、さいたま市内で新体制発表を行い、新加入のMF加藤千佳(31)、DFエスタ・マイ・キス(28)、FW榊原琴乃(20)、GK熊沢果歩(17)、MF高橋佑奈(16)の5選手と堀孝史監督、工藤輝央スポーツダイレクター(SD)が会見に臨んだ。
堀監督は「(昨季終了後に)抜けた選手よりも、プラスアルファを出せるんじゃないかという選手が来てくれた」と新戦力に期待を込めた。女子日本代表DF石川らが海外挑戦し、MF猶本、MF塩越は日テレ東京Vに移籍するなど複数の主力がオフに退団。それでも指揮官が就任した昨季終盤からの取り組みを継続し、先月は米国ツアーで強豪と親善試合を重ねて強化を図った。「基本的なスタイルは全員でつくってきた。それにプラスしていろんなアイデアや、新しい選手が入ったことで何か違ったものが生まれてくると期待している。見ている人をワクワクさせるような部分を出せれば」と2季ぶりのV奪還を見据えた。
カナダ出身でカメルーン代表DFエスタは「勝者のチームであり、タイトルが当たり前という印象。チームの一員になれてうれしい」と白い歯を見せる。スピードに優れた1メートル72の万能DFで、「NARUTO―ナルト―」のTシャツを着て来日したほどの漫画好き。「もともと日本のサッカーにいい印象を抱いていた。日本の文化にも興味を持っていたのでオファーを受けることにした」と明かした。
千葉から20年以来の古巣復帰した加藤は「以前よりも成長した姿を皆さんに見せて優勝したい」と抱負。ノジマ相模原から加入したドリブラーの榊原は「得点も残せるように。ドリブル成功率は1位を狙いたい」と意気込んだ。ユースからトップ昇格した熊沢は「どんどん挑戦する姿勢を見せていけたら」。同じく内部昇格の高橋は「見られる立場になる。浦和のエンブレムを付けていることを自覚した言動をしていきたい」と力を込めた。
工藤SDは「いろんなバランスを考えて今シーズンの編成になった。堀監督が目指すべきサッカーはクラブと話をして同じ方向に進んでいる」とし、「まだウインドーは空いている状況で、ここから人が増える可能性もある。もうすぐ発表できることもある」と新たな補強の可能性も示唆した。
5季目のWEリーグは9日に開幕。三菱重工浦和は10日に広島をホームに迎え撃つ。
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