岡山や香川の島々などが舞台の現代アートの祭典、「瀬戸内国際芸術祭」の夏会期が1日から始まり、玉野市の宇野港には多くの観光客が訪れています。
「瀬戸内国際芸術祭」は岡山や香川の島々などを会場に、国内外のアーティストの作品が展示される現代アートの祭典で、3年に一度、春、夏、秋の3つの会期に分けて開かれます。
このうち、ことしの夏会期がきょうから始まり、会場の1つ、香川県の直島への船が出ている玉野市の宇野港では、午前9時台の便におよそ100人の観光客が乗り込んでいました。
その宇野港周辺も芸術祭の会場になっていて、さまざまな作品が展示されています。
このうち、「命の塩」と題した作品は、黒い床の上に玉野市でつくられた塩で岡山の塩作りの歴史が表現されています。
粗めの塩では、塩田や岡山平野の干拓前に存在していた吉備児島がジオラマのように作られているほか、細かい塩では、塩を作る釜屋が描かれています。
兵庫県から訪れた家族は「直島と豊島に行きます。瀬戸芸にはずっと行ってみたかったので、来ることができて良かったです。自転車で島内の作品を巡って写真を撮りたいです」と話していました。
瀬戸内国際芸術祭の夏会期は今月末まで開かれています。
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