ロシアのプーチン大統領とラブロフ外相は31日、シリア暫定政府のシェイバニ外相とモスクワで会談した。写真は7月31日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Shamil Zhumatov)
[モスクワ 31日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領とラブロフ外相は31日、シリア暫定政府のシェイバニ外相とモスクワで会談した。シリア暫定政府高官の訪ロは、昨年12月のアサド大統領失脚以来初となる。
ラブロフ氏は、ロシアは10月にモスクワで開催するロシアとアラブ連盟の首脳会議にシリアのシャラア暫定大統領が出席するよう望むと表明。「もちろん、シャラア暫定大統領が10月15日に予定されているロシアとアラブ連盟による初の首脳会議に参加できるよう希望している」と述べた。
シェイバニ氏は共同記者会見で、今回のモスクワ訪問は「過去の教訓に基づいて将来像を策定するのに必要な議論を開始することが目的」だと述べた。
そのうえで、シリアとロシアによる過去の合意を再評価する2つの委員会を設置することでラブロフ氏と合意したと説明。「統一された強力なシリアには多くの機会がある。ロシアがこの道筋を共に歩んでくれるよう期待している」と述べた。
一方ラブロフ氏は、駐留を続けているシリアの2つのロシア基地における安全確保などについてシリア当局に謝意を表した。
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