全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われた「全国学力テスト」の結果が31日公表され、秋田県では小学生と中学生それぞれで、3教科すべてで全国平均を上回りました。

「全国学力テスト」はことし4月に行われ、県内では小学校6年生と中学校3年生のあわせて1万1000人あまりが参加し、31日、結果が公表されました。

それによりますと、秋田県の小学生の平均正答率は、国語が全国平均を4ポイント上回って71%で、算数が2ポイント上回って60%でした。

また、3年ぶりに実施された理科は、4ポイント上回って61%でした。

中学生では、国語が3ポイント上回って57%、数学が1ポイント上回って49%でした。

また、「理科」は、生徒ごとに異なる問題でも同じ尺度で比較できるように導入された「IRTスコア」と呼ばれるスコアで全国平均の503を13ポイント上回りました。

この結果、秋田県では小学生と中学生それぞれで、3教科すべてで全国平均を上回りました。

また、都道府県ごとの順位は来月以降に公表されます。

県教育委員会の安田浩幸教育長は「今年度の調査においてもおおむね良好な結果となった。今後も広く連携しながら学校教育の一層の充実を図っていきたい」と話していました。

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