シリタカ!
14日、福岡に嬉しい知らせが届きました。
直木賞に福岡市出身の佐藤究さんの作品「テスカトリポカ」が選ばれました。
受賞後のインタビューで故郷・福岡について聞かれると表情を緩ませました。
佐藤究さんは43歳。福大大濠高校を卒業しました。
佐藤さんの3年生当時の担任・井上栄治さんは「休み時間とか、ひとりで本を読んでいるタイプたっだ。江戸川乱歩や夢野久作の作品を読んでいた。文学少年だったが(直木賞を受賞するような)あんな大作を書くとは」と振り返りました。
受賞作「テスカトリポカ」は日本人の臓器ブローカーがメキシコの麻薬密売人と海外で出会い、臓器ビジネスを行う犯罪小説です。
「人はなぜ殺しあうのか」読者に問いかけます。
佐藤さんは、文芸部に在籍していました。
後輩にあたる部員らは「直木賞ってほんとすごいから尊敬しかない」「(同じ場所にいたと思うと)ドキドキする」と興奮冷めやらぬ様子でした。
(2021年07月15日)
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