対米通商協議で「銅関税も議題に」、チリ要求 交渉第2弾始まる

 7月28日、チリのマルセル財務相(写真)はワシントンで今週行われる米国との貿易協議を巡って、米国が課すとしている銅の関税についても話し合われることを期待していると、地元ラジオ番組とのインタビューで語った。写真は昨年11月、バルパライソで撮影(2025年 ロイター/Rodrigo Garrido)

[サンティアゴ 28日 ロイター] – チリのマルセル財務相は28日、ワシントンで今週行われる米国との貿易協議を巡って、米国が課すとしている銅の関税についても話し合われることを期待していると、地元ラジオ番組とのインタビューで語った。

いかなる関税も米国との貿易協定に含めるよう求めるとも述べた。トランプ大統領は、8月1日から銅の輸入に50%の関税を課すとの方針を示している。

チリは銅の世界最大の供給国であり、米国への精製銅の最大の供給国でもある。

チリ政府高官と米通商代表部(USTR)との第二ラウンドの協議は28日に始まった。

マルセル氏は「われわれが望むのは、今日ワシントンで始まったこの話し合いが、銅の問題にも及ぶことだ」と述べた。「銅や木材など、対米輸出の半分以上が除外されるような貿易協定は、われわれにとってあまり有益ではない」とした。

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