[28日 ロイター] – ニュージーランド政府は28日、デビットカードやクレジットカード決済について、来年5月から消費者へのサーチャージを廃止することを提案した。
ラクソン首相は記者団に「われわれはレジでのサーチャージを撤廃する。ニュージーランド国民は毎年最大1億5000万NZドル(9020万米ドル)ものサーチャージを支払っている。このお金は本来、貯蓄したり他の用途に回したりできたはずだ」と述べた。
米クレジットカード大手ビザのニュージーランド・南太平洋地域のカントリーマネージャー、アンソニー・ワトソン氏は「消費者にとってレジでの透明性と公平性をもたらす」と述べた。マスターカードの広報担当者はこの措置により「(ニュージーランドは)他の主要経済国と足並みをそろえる」と指摘した。
提案されているサーチャージ廃止の対象には、オンライン決済および海外発行のカード、プリペイドカード、トラベルカード、ギフトカードを使用した取引は含まれない。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)も今月、消費者がデビットカードやクレジットカードで支払う際のサーチャージを廃止することを提案している。
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