サッカー=イングランド、スペイン下し女子欧州選手権を連覇

 サッカーの女子欧州選手権は27日、スイスのバーゼルで決勝を行い、イングランド(写真)がスペインをPK戦の末に下し、2連覇を達成した(2025年 ロイター/Matthew Childs)

[バーゼル(スイス) 27日 ロイター] – サッカーの女子欧州選手権は27日、スイスのバーゼルで決勝を行い、イングランドがスペインをPK戦の末に下し、2連覇を達成した。

試合が動いたのは前半25分、マリオナ・カルデンテイがクロスからゴールネットを揺らしてスペインが先制。イングランドは劣勢だったが、後半12分に途中出場のクロエ・ケリーのアシストからアレシア・ルッソが同点ゴールを決めた。

試合は90分では決着がつかずに延長に突入したが、120分を戦ってもスコアは1─1のまま、勝敗の行方はPK戦に委ねられた。そしてPK戦ではイングランド5人目のケリーが決めた時点で3─1となり、イングランドの優勝が決まった。

内容ではスペインが終始主導権を握っていたものの、イングランドは苦境でも折れない執念の粘り強さで栄誉をつかみ取った。

試合後、イングランドGKハンナ・ハンプトンは「これがイングランド。私たちは120分間粘り強く戦い、スペインを封じるためにやるべきことをやった。最後は1本のキックだけ、それだけだった。今回は私たちが勝った」と語った。

この試合は2023年ワールドカップ決勝と同じ顔合わせで、その時はスペインがイングランドを下して頂点に立った。

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