みずほフィナンシャルグループとみずほ証券は25日、英国の再生可能エネルギーとエネルギートランジション(移行)分野に特化したM&A(企業の合併・買収)助言会社オーガスタの全株式取得で合意したと発表した。
発表資料によると、オーガスタは2002年の設立。風力や太陽光などの知見を有し、再エネへのシフトが進む欧州において同分野のM&A助言業務における先駆者だという。みずほ証の子会社を通じて買収する。買収額は非公表で、10月ごろの買収完了を見込む。
脱炭素社会への移行をいち早く進めようと、再エネ関連のM&Aはグローバルで活発化している。ただ、同分野は複雑で高度な知識が求められる。みずほ証はオーガスタの買収によって、再エネ関連のM&A助言業務などで案件獲得の増加につなげたい考えだ。
みずほ証の南條豊グローバル投資銀行部門長はプレスリリースの中で、「オーガスタの専門性とみずほのグローバルな顧客基盤、ファイナンス提供力を組み合わせたサービスを全世界で提供する」とコメントした。
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