サッカーの女子欧州選手権は23日、準決勝の1試合を行い、W杯覇者のスペインがドイツに1─0で勝利を収め、初の決勝進出を果たした。写真6番は決勝点を決めたアイタナ・ボンマティ(2025年 ロイター)
[チューリヒ 23日 ロイター] – サッカーの女子欧州選手権は23日、スイスのチューリヒで準決勝の1試合を行い、ワールドカップ(W杯)覇者のスペインがドイツに1─0で勝利を収め、初の決勝進出を果たした。
スペインはボールポゼッションで圧倒し、前半にポスト直撃のヘディングでゴールを脅かすシーンもあったが、強固な守備とカウンターを試みるドイツをなかなか攻略できず、延長戦に突入。すると延長後半8分、アイタナ・ボンマティが右サイドの深い位置から角度のない難しいシュートを決め、劇的勝利をもたらした。
スペインが主要大会でドイツに勝つのは初めて。ドイツは欧州選手権の準決勝で過去10試合中9試合で決勝に進んでいたが、今回は届かなかった。
殊勲のボンマティは「誇りに思う。勝利に値した。きょうもドイツには苦しめられた。ドイツを初めて破ったこともそうだし、優勝を目指すチームとして、これ以上の成果はないはず」と振り返った。
スペインは27日にバーゼルで行われる決勝で前回王者イングランドと対戦する。この一戦は2023年W杯決勝と同じ顔合わせとなる。
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