広島駅へ乗り入れる試運転中の広電1000形 2025年06月11日撮影
©レイルラボ tokadaさん
広島電鉄(広電)は、2025年8月3日(日)の「駅前大橋ルート」開業に伴うダイヤ改正と停留場変更の詳細を発表しました。JR広島駅へ路面電車が直接乗り入れや、広電初となる快速便の実証運行などが開始されます。詳細は以下の通りです。
◾️停留場の変更等駅前大橋ルートと停留場の新設及び休・廃止
©広島電鉄
駅前大橋ルートの開業により、JR広島駅の駅ビル2階に新たな「広島駅停留場」が移設開業します。JR広島駅の中央改札口と同一フロアでの乗り換えが可能となり、利便性が大幅に向上。同ルートにより、八丁堀・紙屋町方面や比治山下方面への所要時間が約4分程度短縮される見込みです。
今回の変更に伴い、以下の停留場が移設・新設・休止・廃止となります。
移設:広島駅(8月3日から駅ビル2階に移設)
新設:松川町(8月3日から営業開始)
休止:的場町(8月2日をもって休止、2026年春の循環線開業時に再開予定)
休止:段原一丁目(8月2日をもって休止、2026年春の循環線開業時に再開予定)
廃止:猿猴橋町(8月2日をもって廃止)
駅前大橋ルート開業により、運行経路を変更
©広島電鉄
これらの変更に伴い、路線図や車内、停留場施設等で使用している「駅ナンバリング」も振り直されます。
◾️1号線で「快速便」の実証運行
1号線(広島駅〜広島港行)では、「快速便」の実証運行を実施。広島駅〜紙屋町東間において、一部の停留場を通過することで、市内中心部への速達性向上を図ります。
運行区間:1号線 広島駅〜紙屋町東間
停車停留場:広島駅 → 稲荷町 → 八丁堀 → 紙屋町東 → 以降、各停留場に停車
所要時分:広島駅〜紙屋町東間が10分から9分へ短縮
運行本数:平日朝ラッシュ時間帯に2本(07:32発、07:51発)
実証運行期間:8月4日〜12月31日(予定)
快速便の実証運行
©広島電鉄
◾️その他の主な変更点
広島駅発着便を中心に増便を実施。1号線(広島駅〜広島港)は平日ダイヤの朝ラッシュ時間帯に4本増便、車両も5100形グリーンムーバーマックスなどの大型車を10本/1日(平日)増やします。また、2号線も平日ラッシュ時間帯に2本増便されます。このほか、駅前大橋ルート開業に伴い、稲荷町が新たに乗換指定停留場となります。これにより、本線と比治山線の乗り換え場所が的場町から稲荷町に変わります。
広電5100形 2024年12月30日撮影
©レイルラボ スーパー金太郎さん
稲荷町交差点付近 2025年4月時点の様子
©レイルラボ ニュース
乗換指定停留場とは、乗車停留場から目的地までの直通系統がない場合や、乗換指定停留場を経由することで目的地までの運行本数が増える場合に限り、通しの運賃で複数の電車を乗り継ぐことができます。
今回のダイヤ改正と停留場の変更により、広島の路面電車はより快適でスピーディーな運行を目指します。詳しい運行時刻などの詳細は、改めて広電ホームページに掲載される予定です。
路線図(2025年8月3日以降)
©広島電鉄
期日:
2025/08/03から
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