大阪の夏の風物詩、「天神祭」は25日、クライマックスの本宮を迎え、色とりどりの衣装の人たちが街を練り歩く「陸渡御」が行われました。

「天神祭」の「陸渡御」は、大阪・北区の大阪天満宮にまつられている神様に、年に1度、地域の様子を見回ってもらおうと行われています。

25日は、午後3時すぎに音楽隊が大阪天満宮を出発したあと、色とりどりの衣装をまとったおよそ2500人の行列が、楽器を演奏するなどしながら市内中心部のおよそ3キロの道のりを2時間半かけて練り歩きました。

25日の大阪市は、日中の最高気温が35.7度と、厳しい暑さとなりましたが、沿道にはカメラを手にした人たちや浴衣姿の人たちが集まり、行列を見物していました。

東京から家族で訪れた小学2年生の女の子は「笛の音がいい音で、みんな楽しそうに歩いていてよかった」と話していました。

また、大阪・寝屋川市から訪れた70代の男性は「初めて見たが、わくわくする行事で感激した」と話していました。

天神祭は、午後6時ごろからおよそ100隻の船が大阪市の中心部を流れる大川を行き交う「船渡御」が行われるほか、午後7時半ごろからおよそ3000発の奉納花火が打ち上げられる予定です。
 

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