ドイツ企業の景気見通しは7ー9(第3四半期)に入り、前月から若干改善した。欧州と米国が通商合意を目指して協議を進めているほか、メルツ首相が経済を最優先に考えていることが寄与した。
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Ifo経済研究所が25日発表した7月の期待指数は90.7と、前月の90.6から上昇し、2023年4月以来の高水準となった。ただ、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想中央値の91.1には及ばなかった。
Ifoのフュースト所長は発表文で「ドイツ企業のセンチメントはいくらか改善した」と述べたうえで、「しかしながら見通しは、おおむね変化していない。ドイツ経済の回復は引き続き鈍い」と続けた。
7月のドイツ Ifo 企業景況感指数概要(表)
原題:German Business Outlook Edges Up as EU-US Move Toward Trade Deal
(抜粋)
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