ウクライナ軍が戦場での通信に利用する米スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」が7月24日夜、2時間半にわたり利用不能となった。写真は4月、東部ポクロフスクの前線付近に設置されたスターリンク機器(2025年 ロイター/Inna Varenytsia)
[キーウ 25日 ロイター] – ウクライナ軍が戦場での通信に利用する米スペースXの衛星インターネットサービス「スターリンク」が24日夜、2時間半にわたり利用不能となった。
世界規模で発生したシステム障害の影響を受けたもので、ウクライナ軍は部隊間の連絡やドローン作戦の一部に支障が出たことを明らかにした。 もっと見る
ウクライナ軍はロシアによる侵攻が始まって以降、偵察や信号妨害に耐性を持つスターリンク端末数千台に大きく依存している。
ウクライナのドローン部隊司令官ロバート・ブロブディ氏は24日夜、「前線全体でスターリンクがダウンしている」とテレグラムに投稿。その後、25日未明には復旧したと更新した。
同氏は、スターリンクに依存するリスクが浮き彫りになったとし、通信手段の多様化を求めた。
ウクライナのドローン部隊の情報を一元化するシステム「OCHI」の創設者オレクサンドル・ドミトリエフ氏は、部隊の指揮やドローンによる偵察をクラウドサービスに依存するのは「大きなリスク」だとし「インターネット接続が失われれば、戦闘作戦遂行能力は事実上失われる」と指摘。インターネットに依存しないローカル通信システムへの移行を提唱している。
スターリンクはロシア国内では運用されていないものの、ウクライナ当局はロシア軍もウクライナ前線でスターリンクシステムを広く使用していると述べている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.