県内29の市で作る「兵庫県市長会」は、少子高齢化社会への対応など地域課題の解決を求めて斎藤知事に要望書を提出しました。

兵庫県市長会のうち4つの市の市長が、県庁を訪れ会長を務める丹波篠山市の酒井隆明市長が地域課題の解決を求める要望書を斎藤知事に手渡しました。

要望書には医師の不足改善や救急安心センター事業の全県展開といった地域の医療体制の充実や教育環境の整備など16項目が盛り込まれています。

要望書を提出した後は意見交換が行われ酒井市長は、農業の担い手を確保するため、小規模や兼業の農家を含む多様な農業者を支える支援策を講じるよう要望しました。

また、尼崎市の松本市長は教育機会の格差をなくす支援の必要性を強調。

明石市の丸谷市長は特別支援学校の教室不足の解消やスクールバスの確保といった支援を求めた他、たつの市の山本市長は下水道の改築事業への継続的な財政支援などを要望しました。

【丹波篠山市 酒井市長】

「農業される方がどんどん少なくなってしまってこの先どのように地方 農村部を守っていくのか」

【兵庫県 斎藤知事】

「兵庫県は中山間地に農地が広がっている。多様な農業者をしっかり応援していく」

県は、市長会からの要望を今後の施策に反映していきたいとしています。

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