7月24日、ドイツ銀行が発表した第2・四半期決算は、最終損益が黒字転換した。フランクフルトの同銀本店で2020年9月撮影(2025年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 24日 ロイター] – ドイツ銀行(DBKGn.DE), opens new tabが24日発表した第2・四半期決算は、最終損益が黒字転換した。トレーディング部門の好調が寄与した。
クリスチャン・ゼービング最高経営責任者(CEO)は、2025年の目標達成に向けて順調に進捗していると述べた。
第2・四半期の株主帰属純損益は14億8500万ユーロ(17億5000万ドル)の黒字。アナリスト予想(約12億ユーロの黒字)を上回った。前年同期は投資家訴訟向けの引当金を計上したことが響き1億4300万ユーロの赤字だった。
上半期の利益は2007年以来最高だった。
投資銀行部門は、案件延期に見舞われたものの、第2・四半期も最大の収益源となった。
投資銀行部門全体の収益は3%増で、予想の0.5%増を上回った。債券・為替トレーディングは11%増加し、予想の3.1%増を上回った。昨年急成長したオリジネーション・助言業務は29%減で予想(18%減)以上の落ち込みとなった。
ドルで得た収益をユーロに交換するドイツ銀にとって最近のユーロ高/ドル安は不利に働いた。
リテール部門の収益は2%増で予想の5%増を下回った。コーポレートバンキング部門は1%減少だった。
同行はコーポレートバンキング部門の通期収益見通しを従来の「若干の増収」から「ほぼ横ばい」に下方修正した。
A line chart of Deutsche Bank’s profits and losses over the years.
A line chart of Deutsche Bank shares over the years.
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