7月24日、S&Pグローバルがまとめた7月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.3と、6月の50.4から低下し、ロイターがまとめた市場予想の50.7を下回った。フランクフルトで2024年2月撮影(2025年 ロイター/Kai Pfaffenbach)
[ベルリン 24日 ロイター] – S&Pグローバルがまとめた7月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.3と、6月の50.4から低下し、ロイターがまとめた市場予想の50.7を下回った。
好不況の分かれ目となる50は引き続きわずかに上回った。製造業の生産が5カ月連続で拡大し、サービス業の活動も安定した。
サービス部門PMIは50.1で、6月の49.7から上昇。4カ月ぶりの高水準だった。予想の50.0をわずかに上回った。
製造業PMIは49.2と、引き続き50を下回ったものの、前月の49.0から上昇した。予想の49.5をわずかに下回った。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デ・ラ・ルビア氏は「製造業の経済状況は依然として脆弱だ」としながらも「製造業の生産が5カ月連続で拡大していることは心強い」とし、製造業に回復の兆しが増えていると語った。
また、サービス部門はもはや経済の足かせではなく、10カ月減少していた新規事業が増加に転じたと指摘。「こうした見通しの改善は、実質賃金の上昇と積極財政でサービス部門全体が持ち直すという当社の予想と一致している」と述べた。
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