生産量全国一の千葉県産の梨の初競りが、東京の大田市場で行われました。
東京・大田区の大田市場では、24日朝、千葉県いすみ市と一宮町で収穫された「幸水」の初競りが行われました。
千葉県では、全国の都道府県で最も多い毎年およそ2万トンの梨が生産されていて、このうち「幸水」は、品種の中で最も収穫が早く生産量も多いということです。
24日の初競りでは、3トン余りの梨が次々と競り落とされ、10キロあたり1万円の値段が付けられていました。
梨の出荷は、来月上旬ごろから本格化し、品種を変えながら10月上旬ごろまで続く見通しです。
梨を競り落とした卸業者の30代の男性は「千葉の梨はブランドでお客さんからも期待されています。きょう中に店に運んで自信をもって提供します」と話していました。
梨を出荷したJA長生園芸課の井上雄太課長は「初競りが終わって胸をなでおろしています。ことしは梅雨の時期に雨が少なかったですが、農家さんの努力もあって大きく甘く育っています。これから出荷がピークを迎えるので、農家と協力して売り込んでいきたいです」と話していました。
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