仏内相、マクロン大統領を批判 27年大統領選視野に

 フランスのルタイヨー内相(左)は23日付の同国右派誌バルール・アクチュエルのインタビューで、マクロン大統領を厳しく批判した。パリで昨年11月撮影(2025年 ロイター/Stephanie Lecocq)

[パリ 23日 ロイター] – フランスのルタイヨー内相は23日付の同国右派誌バルール・アクチュエルのインタビューで、マクロン大統領を厳しく批判した。ルタイヨー氏は2027年大統領選に出馬する可能性があり、人気が落ちているマクロン氏と距離を置く姿勢を鮮明にした。

 同誌によるとルタイヨー氏は「マクロニズムはエマニュエル・マクロン氏(の任期終了)とともに終わるだろう。その理由は単純で、マクロニズムは政治運動でも思想でもなく、本質的に1人の男性に依拠したものだからだ」と述べた。

 ルタイヨー氏はまだ大統領選出馬を宣言していないが、今年5月に中道右派の共和党党首選に勝利したことで出馬の可能性が取り沙汰されるようになった。政府が進める麻薬犯罪・移民対策の顔として、フランスで最も人気の高い政治家の1人でもある。

 7月にイプソスが実施した世論調査によると、ルタイヨー氏の支持率は36%と、マクロン氏の24%を上回っている。

 マクロン大統領は27年に2期目の任期を終え、その後すぐには再選を目指すことができない。

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Michel reports on French politics and diplomacy, having covered President Emmanuel Macron at the Elysee since 2017 and the rise of the far right under Marine Le Pen. He also writes about power dynamics in the EU. He previously covered macro-economics and energy. Worked at the Milan, Italy bureau of Reuters during the euro zone debt crisis and at the London headquarters. Michel is a graduate of the London School of Economics and the Sorbonne, and is interested in mental health and social diversity issues.

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