Bリーグ開幕直前に愛知NO.1を決める「AICHI CENTRAL CUP 2025」が、
9月14日(日)、15日(月・祝)に豊田合成記念体育館エントリオで開催されることが発表された。
7月23日(水)に行われた開催決定会見には、名古屋ダイヤモンドドルフィンズの加藤嵩都選手、三遠ネオフェニックスの佐々木隆成選手、シーホース三河のシェーファーアヴィ幸樹選手、ファイティングイーグルス名古屋の保岡龍斗選手が出席。大会に向けた意気込みを語った。
会見の様子は以下の通り。
司会(岡田健太郎さん/中京テレビアナウンサー):「AICHI CENTRAL CUP 」、去年の第一回は三遠ネオフェニックス(三遠)の優勝、シーホース三河(三河)、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋D)、ファイティングイーグルス名古屋(FE名古屋)という順位になりました。奇しくもレギュラーシーズンと同じ結果、まさに前哨戦になったわけです。
前回は、2日間の来場者数が1万7257人。そして来場者の方に行ったアンケートは10点満点で9点を超える非常に高い満足度で終わった大会となりました。
今年は、9月14日(日)15日(月・祝)に豊田合成記念体育館エントリオで行います。参加クラブは昨年と同じ、三遠、三河、名古屋D、FE名古屋の4クラブとなります。
今年も優勝賞金は500万円、準優勝以下100万、70万円、30万円と続きます。 さらに、3位決定戦までの3試合のMIPとして各賞金20万円、大会のMVPには賞金50万円が贈られます。
では、第2回の開催決定を受けまして、選手の皆様にお話を伺いたいと思います。
司会:FE名古屋の保岡龍斗選手、去年はDAY2の名古屋D戦で21得点を挙げられました。2回目の開催となりますが、いかがでしょうか。
保岡龍斗選手:去年は自分にとってFE名古屋に移籍をしてきて初めての公式戦だったので、ファンの方に自分のプレースタイルや顔を覚えてもらいたかったので、1試合目は少し硬かったかなと思うんですけど、2試合目は本当に自分の持ち味を出せました。でも、チームとしては2連敗で終わってしまったので、今シーズンはヘッドコーチもチームもガラリと変わったので少し難しくはなるのかなとは思うのですが、ただ自分たちは既に練習もしてますし、どこよりもコンディションがいいと思うので、1勝は必ずして、自分もMIPでも獲れたらいいなと思っています。
佐々木隆成選手:去年はこの大会で優勝させてもらって、その勢いで中地区優勝まで行けたと言っても過言ではないと思っているので……。過言か(笑)。いやいや、本当にそう思っているので、今年も頑張って優勝したいなと思います。
昨年はデイビッド・ヌワバ選手がすごい活躍で、すべてを総なめしたので、今年も保岡さんには申し訳ないんですけど、デイビッド・ヌワバ選手が全ての賞を獲らせていただきます。
シェーファーアヴィ幸樹選手:うちは決勝でデイビッド・ヌワバ選手にやられてしまったので、今回は優勝できるようにがんばっていきたいというのが一つなんですけど、それと同時に、シーズンに向けていいスタートを切るのが一番重要だと考えています。
開幕まで待ち遠しく思ってくださっているファンの皆さんに、一生懸命戦っている姿を見せて、シーズンに向けていい盛り上がりを作れるように頑張りたいと思います。
加藤嵩都選手:昨年の大会は、僕にとって初のB1 の舞台で、ドルフィンズ移籍後の初の公式戦ということで、すごく印象に残っています。
このオフは「B.LEAGUE UNITED」のメンバーとしてラスベガスに行ってきました。めちゃくちゃ楽しかったですし、アメリカで培ったことは、本当に大きな成長につながっているので、ぜひこのAICHI CENTRAL CUPで表現したいと思っています。
司会:トーナメントについては、DAY1のGame1は三遠と名古屋D、Game2は三河とFE名古屋の対戦んになります。今大会の組み合わせは、昨年のレギュラーシーズンの成績に伴い、愛知県内での1位と3位、そして2位と4位の組み合わせ、昨シーズンの愛知カップで実現しなかった組み合わせで行われます。DAY2は、DAY1で敗れたチーム同士がGame1で、勝ったチーム同士がGame2で決勝戦を戦います。
昨シーズンのレギュラーシーズンは三遠と名古屋Dは三遠の3勝1敗、三河とFE名古屋は2勝2敗という戦績でした。選手の皆さん、このような対戦カードになりましたが、いかがでしょうか。
保岡:三河さんは、昨シーズン、チャンピオンシップに出場して、そこでの悔しい思いを持って、今シーズンに向かってくると思います。自分たちは本当にチームがガラリと変わったのですが、受け身にならずに、チャレンジャー精神でしっかりと戦い、勝ちにいきたいです。
先ほど、2勝2敗と言われたんですけども、天皇杯もあわせると3勝2敗でうちが勝ち越しているので、このAICHI CENTRAL CUPでもしっかりと勝ちたいです。
シェーファー:わざわざ修正しなくてもいいんじゃないかなと思いますけど……(笑)。でも、昨シーズンはFE名古屋さんにはやられたイメージが強いですし、確かに天皇杯を含めると負け越しているところもあるので、うちとしてはしっかりリベンジを果たす気持ちでがんばりたいと思いますし、この大会で勝って弾みにしたいです。
佐々木:昨シーズンは3勝1敗だったんですけど、最後の節でボコボコにされたので、そのイメージが強いです。そうさせないように、頑張って勝ちに行きたいなと思います。
加藤:三遠さんは前回大会で優勝しているので、DAY1で対戦できて光栄ですし、強度の高いディフェンスや速いテンポの中でバスケットをしてくるので、しっかりと警戒しつつ、優勝を狙って頑張りたいと思います。
司会:特にどんなところを警戒したいですか?
加藤:まず隆成さんは……、出ないですよね。三遠さんは全体的にバランスの取れたチームですし、大浦(颯太)選手は同じポジションとして注目しているので、対戦が楽しみです。
【質疑応答】
―あらためて、新チームの見どころや、AICHI CENTRAL CUPでのポイントを教えてください。
加藤:今シーズンのドルフィンズは、情熱や熱狂を観ているファンの人に届けたいというのが共通認識としてあるので、戦う姿勢や熱い思い、感動を与えられるプレーをしたいと思います。
シェーファー:うちは、昨シーズンからほとんどメンバー変わらず、リッチマンHC体制になってから3年目になりますので、継続性を一つのテーマとして戦っていきたいなと、勝手に僕は思っているんですけど……。なので、昨シーズンからの積み上げを意識して、そこから始められるように頑張っていきたいと思っていますので、そこを観ていただければ嬉しいです。
佐々木:僕たちはまだ練習が始まっていないので、今シーズンどういうバスケをするのか、まだ僕もわかっていないので、なんとも言えないんですけど……。先ほど加藤選手が、「三遠は速いバスケットをする」とおっしゃっていましたけど、もしかしたらスローペースのバスケットをするかもしれないですし、本当に蓋を開けてみないとわからない面白さがあると思うので、そこを楽しんでいただけたらと思います。
保岡:うちは本当に若いチームなので、全員がアグレッシブに、オールコートでオフェンスもディフェンスもできるようなチームをいま作っています。観ていて楽しいと思いますし、そういうところをぜひ見てください。
―プレシーズンにこのようなカップ戦が行われることについて、チームとして個人としてどのような意義を感じていますか。
保岡:この時期に、Bリーグのシーズン中、チャンピオンシップさながらの緊張感のあるトーナメントの試合ができるのは選手としてもありがたいです。その中で、しっかりと賞金が用意されていることも選手にとってはモチベーションになります。
佐々木: B1のチームが4つもある県は他にないと思うんですよ。それは本当に凄いことだと思いますし、シーズン前に高い緊張感の中でバスケができるのは本当にありがたいことです。勝って、シーズンに繋げたいと思います。
シェーファー:非常にレベルの高い大会で、この時期に強いチームと戦えることはとても重要なことだと感じています。自分たちの道筋、これからどのような方向に向かっていくのかを色々と試せる段階でもあるの、チームとしてはすごくありがたいです。選手としては、先ほど保岡さんもおっしゃっていましたが、賞金があることもあって非常にモチベーション高く、楽しんで臨める大会です。
加藤:新シーズンに向けて、チーム力を高める非常にいい機会ですし、今シーズンは新加入選手が多いので、チームの型というか、チームルールをしっかりと作っていく大会になると思います。
―このオフに取り組まれたことを教えてください。
加藤:先ほども話しましたが、オフシーズンは「B.LEAGUE UNITED」としてラスベガスに行かせていただきました。本当に高い強度でバスケットができたので、それをしっかりと自分に落とし込んでいきたいと思っています。
シェーファー:オフはアメリカに戻ったりして家族で過ごして、バスケットから少し離れてリフレッシュした夏になりました。リフレッシュして、もう一度バスケに取り組むことができています。
佐々木:僕は怪我をしていたので、最近装具が外れたんですけど、それまでは不自由な生活をしていたので、家でずっとゲームをしていました(笑)。最近リハビリが始まって、一生分のカーフレイズをずっとやっています。左足の筋肉がかなり落ちてしまっているので、まずは元に戻すために、相当カーフレイズをやっていますね。
保岡:自分は3x3をずっとやっていて、オフらしいオフシーズンをずっと過ごせていなかったので、去年は移籍で引っ越しなどがありましたし、今年はしっかりと家族といろんなところに旅行にいったりして、オフを満喫しました。
―もし賞金を獲得したら、こう使いたいという公約を聞かせてください。
加藤:賞金を手にしたら、高いデスクチェアを買いたいです。
佐々木:なんで?
加藤:シンプルに、ほしいです。
シェーファー:個人で賞金を獲ることができたら、チームみんなを連れて焼肉でもなんでも行けたらいいなと思っています。
佐々木:嘘つけ!
シェーファー:行きます!
佐々木:僕は個人の賞金を獲る可能性がゼロなので。チームが優勝して賞金が入ると想定すると、僕は美味しいものを僕一人で食べに行きたいです(笑)。
保岡:賞金は結構な金額なので、バイウィークなどに家族といいホテルに泊まりに行ったりしたいと思います。
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