21日の公開練習には約1200人が来場

2025/07/23 20:30

伊東貴子

スイミングスクールの生徒から贈られたフラッグを掲げる選手たち=佐賀市のSAGAアクア

サイン会でファンと交流する選手たち

 世界水泳シンガポール大会に出場するカナダの競泳チームが、佐賀市のSAGAアクアで事前キャンプを行っている。21日の公開練習には約1200人が来場し、昨年のパリ五輪で3個の金メダルを獲得したサマー・マッキントッシュ選手らトップスイマーの泳ぎを見守った。

 代表選手25人が、17日から24日まで滞在する。公開練習後に激励会があり、引馬誠也副知事が「佐賀県はスポーツの力を通して地域づくり、人づくりに取り組んでいる。すべてのアスリートにとってトレーニングするのに良い場所」とPRし、佐賀牛15キロを贈った。

 市内のスイミングスクールの生徒が応援メッセージを書いたフラッグもプレゼントし、鬼﨑琉太郎さん(13)は「選手たちの美しいフォームを参考にしたい」と話した。サイン会も開かれ、選手たちはファンの要望に応えていろんなアイテムにサインしたり、一緒に写真を撮ったりして交流した。

 パリ五輪銀メダリストのジョシュ・リアンド選手は「佐賀はきれいで、みんなが歓迎してくれて、毎日楽しい。プールの水温もちょうどよく、自分の泳ぎが普段より速く感じた」と笑顔を見せ、「大会がとても楽しみ。準備はしっかりできている」と自信をのぞかせた。

 世界水泳の競泳は27日から始まる。(伊東貴子)

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