23日も県内は広い範囲で気温が上がり、釜石市や山田町で最高気温が36.8度となったのをはじめ、13の地点で35度以上の猛暑日になりました。
暑さは24日も続く見込みで、冷房の使用やこまめな水分の補給など熱中症対策を徹底してください。

23日の県内は高気圧に覆われて晴れ、日中の最高気温は、
▽釜石市と山田町で36.8度、
▽一関市で36.7度、
▽大船渡市で36.4度、
▽奥州市江刺愛宕で36.2度など、13の観測地点で35度以上の猛暑日となりました。

また、県内のほとんどの地点で30度以上の真夏日でした。

盛岡地方気象台によりますと、24日も高気圧に覆われて晴れや曇りで、気圧の谷や暖かく湿った空気の影響で、昼過ぎから夕方は雨の降るところがある見込みです。

日中の最高気温は、
▽一関市で36度、
▽盛岡市で34度、
▽二戸市と大船渡市で33度、
▽宮古市で32度と、24日も厳しい暑さが続くと予想されています。

我慢せずにエアコンを使用し、水分や塩分をこまめに補給するとともに、屋外での作業では定期的に休憩を取るなど対策を徹底してください。

【岩手県内 熱中症疑いで10人搬送 1人は搬送時に意識不明】
消防によりますと、県内では23日午後4時までに、10代から90代までの男女、あわせて10人が熱中症の疑いで医療機関に搬送されました。
このうち1人は、搬送時、意識がない状態だったということです。

消防によりますと、花巻市では午前9時半ごろ、90代の女性が自宅敷地内の畑で倒れているのを訪れた人が見つけ、家族が消防に通報しました。

女性は意識がない状態で盛岡市の病院に搬送されたということですが、その後の容体は分かっていません。

また軽米町では正午前に、80代の男性がエアコンのない自宅内で、呼吸が苦しそうになっているところを家族が見つけ、消防に通報しました。

男性は意識がある状態で、軽米町内の病院に搬送され、3週間以上の入院が必要な「重症」と診断されたということです。

北上市の中学校では午前10時半ごろ、プールの授業をしていた3年生の男子生徒が授業後に頭痛や吐き気を訴えて市内の病院に搬送され、「軽症」と診断されたということです。

このほか、比較的症状が重く、入院が必要な「中等症」が少なくとも2人で、県内ではあわせて10人が熱中症の疑いで医療機関に搬送されました。

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