身延町特産のあけぼの大豆の品質向上と生産量の拡大を図るため、生産者を対象にした栽培講習会が開かれました。

この講習会は身延町が毎年この時期に開いているもので、23日は八日市場地区のあけぼの大豆の畑に町内の生産者およそ50人が集まりました。

50センチから60センチほどに育った株が並んだ畑では、「土寄せ」と「摘心」の講習が行われました。

「土寄せ」は、株の根元に土を盛り上げて根の張りを強くするための作業で生産者の佐野靖さんが専用の機械を使って手作業より短時間で土寄せができる様子を実演していました。

また、株の上の葉を刈り取る「摘心」は、葉が伸びすぎて風や雨で株が倒れることなどを防ぐための作業で、峡南農務事務所の担当者が葉を刈り取る機械の使い方などを指導していました。

身延町あけぼの大豆振興協議会の生産部会長でもある佐野さんは、講習会について「生産者どうしの情報共有の機会がないので、こういう場で互いの情報を交換することは有意義だと思います」と話していました。

【WEBタイトル案】山梨□身延町特産「あけぼの大豆」の栽培講習会

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