本格的な夏のレジャーシーズンとなり、今週は「水の事故から命を守る」をテーマにシリーズでお伝えしていきます。
22日は「川の事故」をどう防ぐかについてです。

全国の川や湖で起きた事故の調査・研究を行う河川財団によりますと、位置情報を特定できたもののうち県内では去年までの10年間に、川で泳いだり遊んだりしていた人が死亡または行方不明になった事故は14件でした。

河川財団は、流れがある川の事故は瞬間的に発生し、すぐに命に関わる状況になるとして事故を予防する3つの対策を呼びかけています。

1つ目は、川遊びに出かける前に天気予報で増水するおそれがないことを確認することです。

その場所で水難事故が多発していないかどうかなどの情報も入手するようにしてください。

2つ目は、溺れないためにライフジャケットを着用すること。

3つ目は、ライフジャケットを着用したまま流された場合は、あわてて無理に水中で立ち上がろうしたり元の場所に戻ろうとしたりせず、いったん体を川の流れに任せて流れの緩やかな場所まで避難することです。

河川財団は「川には深さという危険に加え浅くても強い流れの所があります。油断することなくライフジャケットの着用などで事故を予防してほしい」としています。

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