2021年福島県沖地震:誕生日とTSUTAYA桑野店の思い出

2021年2月13日、夜23時7分頃、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の大きな地震が発生しました。最大震度6強を宮城県と福島県で観測し、東日本全域で長周期地震動が長く続いたこの地震は、多くの人々に強い印象を残しました。奇しくもこの日は私の誕生日。そして、その時の出来事は今でも鮮明に心に刻まれています。

 

南相馬市での仕事と、郡山市での被災

その日、私は福島県南相馬市で仕事をしていました。一方、私の長女は郡山市のドン・キホーテ郡山店で勤務中でした。突然の強い揺れに、店内の棚から商品が次々と落下。長女は慌ただしい状況の中で、なんとか安全を確保したものの、商品が散乱する光景は衝撃的だったようです。この地震は、2011年の東日本大震災の余震とも言われ、福島県や宮城県を中心に多くの人々が一瞬にしてあの日の記憶を呼び起こされました。

 

TSUTAYA桑野店での思い出

地震の後、郡山市にあるTSUTAYA桑野店(〒963-8032 福島県郡山市下亀田16-16)を訪れた時のことが特に印象に残っています。店内の陳列棚を見ると、地震の揺れの特性がはっきりと見て取れました。商品が落ちた棚と落ちなかった棚がくっきりと分かれていたのです。これは、地震の揺れが特定の方向に強く働いたためと考えられます。幸運にも、揺れの方向が商品が落下しない向きだった場合、棚のものはほとんど無傷で残っていました。この現象は、地震の揺れの方向性や強さを物語る興味深い証拠でした。

地震の教訓と日常の尊さ

この福島県沖地震は、改めて自然の力と向き合うことの重要性を教えてくれました。誕生日という個人的な節目の日に、家族がそれぞれ異なる場所で被災しながらも無事だったことは、幸運としか言いようがありません。TSUTAYA桑野店でのあの光景は、地震の影響を目に見える形で残しつつ、日常のちょっとした瞬間がどれだけ貴重かを気づかせてくれました。地震の揺れがもたらした混乱の中でも、商品が落ちなかった棚を見ると、どこか希望のようなものを感じました。それは、どんな困難な状況でも、運やちょっとした条件が揃えば、大切なものを守れるかもしれないという思いです。

2021年2月13日の福島県沖地震は、私にとって誕生日とリンクした忘れられない出来事となりました。TSUTAYA桑野店の棚に残された商品のように、日常の中の小さな幸運や思い出を大切にしながら、これからも前を向いて歩んでいきたいと思います。あなたには、こんな地震の日のエピソードや、特別な場所での思い出はありますか?ぜひ聞かせてください。

 

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●大坂 佳巨(おおさか よしきよ)   
元・拉致問題担当大臣秘書。土木技術者。   
郡山市を拠点に、「共感・調和・つながり」の政治を推進中。   
地域通貨、減価通貨、武道精神などを軸に、郡山から“風土型経済”を構想中。

2016年 参議院議員荒井広幸秘書

2025年 郡山市長選挙 立候補者

 

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