イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハの南部・東部地区に地上侵攻した。同日撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)
[カイロ 21日 ロイター] – イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハの南部・東部地区に地上侵攻した。同地域への地上作戦は初めて。イスラエルの情報筋によると、イスラム組織ハマスが連れ去った人質が拘束されているとみられる。
地元の医療関係者によると、戦車による砲撃で家屋やモスクが破壊され、少なくともパレスチナ人3人が死亡し、負傷者も出ている。同地域にはガザ西部や南部からの避難民が多く暮らす。
デールバラハへの地上侵攻を巡り、人質の家族らはネタニヤフ首相やカッツ国防相、陸軍司令官に対し、人質の保護について説明を要請。イスラエル団体「人質家族フォーラム」は声明で「イスラエル国民は、人質を故意に危険にさらした者を決して許さない。何が危険にさらされているか知らなかったなどと主張できる者は誰もいない」と訴えた。
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