参議院選挙の徳島高知選挙区は、無所属の現職で野党4党の地方組織が支援した広田一氏が4回目の当選を果たしました。
(※動画は20日午後11時55分に放送した内容です)
徳島高知選挙区の開票結果です。
広田一(無所属・現)当選 26万4891票
大石宗(自民・新)20万1619票
金城幹泰(参政・新)12万3070票
中島康治(N党・新)1万4897票
無所属の現職で立憲民主党と国民民主党、共産党、社民党のそれぞれの地方組織が支援した広田氏が、自民党の新人で公明党が推薦した大石氏や参政党の新人の金城氏らを抑え、4回目の当選を果たしました。
広田氏は土佐清水市出身の56歳。2004年から参議院議員や衆議院議員を務め、おととしの参議院補欠選挙で自民党から議席を奪っていました。
選挙戦で広田氏は、最大の争点となった物価高対策でガソリン税の減税を掲げたほか、基礎年金の底上げなどを訴えました。
その結果、支援を受けた各党の支持層を固めるとともに、自民党や公明党の支持層の一部やいわゆる無党派層からも支持を集めました。
広田氏は「選挙戦では、ガソリン税や消費税の減税、それに老後の不安を解消するための年金の底上げなどを訴えてきた。この公約の実現のために一生懸命頑張っていきたい」と述べました。
投票率は53.61%で徳島県と高知県の合区となってから最も高くなり、前回・3年前の選挙より7.08ポイント高くなりました。
このうち、徳島県の投票率は50.48%で、高知県の投票率は56.89%でした。
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