
ドイツ財務省筋は15日、南アフリカのダーバンで17─18日に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議について、「動乱の時期」における国際関係の深化を目指す内容になると述べた。写真は7月15日、南アフリカのダーバンで撮影(2025年 ロイター/Rogan Ward)
[ベルリン 15日 ロイター] – ドイツ財務省筋は15日、南アフリカのダーバンで17─18日に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議について、「動乱の時期」における国際関係の深化を目指す内容になると述べた。
ある関係者は「過去2回と同様、今回の会議も言うまでもなく、明らかに激しい動乱の時期に開催される」と述べた。
トランプ米大統領が計画している欧州製品への30%の関税が導入されれば環大西洋貿易の大半が消滅するほか、輸出主導の経済モデルの見直しを迫られるなど、欧州にとって大きな転機となる。
この関係者は「ドイツと欧州は自由市場とルールに基づく貿易の恩恵を最も受けており、G20は多国間協力に向けた重要な会合だ」と述べた。
一方、アフリカ諸国初の議長国となる南アは、新興経済国「グローバルサウス」の利益に重点を置くと予想される。
複数の関係筋によると、その他にも世界経済の見通し、貿易政策の不確実性による影響、国際開発銀行の改革、新興・開発途上国におけるインフラ開発、国際課税などが議題になるという。
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