17日は富山市の公共施設マネジメント戦略について、富山市役所で伺いました。富山市は以前にもコンパクトシティや健康ポイント制度などについて研修を受け入れて頂いていて、その際にもお団子と串の都市構造やLRTの活用等についても伺っています。

今回は、その中でも公共施設の複合化等、実際のマネジメントをどのように実施してきたのかという部分をご教示頂きました。そう、どこにでも発声する「公共施設総合管理計画には総論賛成」でも、「実際の統廃合には各論反対」の状況をどのように打破するかのヒントを求めて、と言ったところでしょうか。

実際の事例を伺うと、ワークショップで現状を伝える際に「まちをどうするのか」という視点で話し合いを進め、改善案として提示することで、全体の意見が前向きに進みやすいことや、その内容をきちんとニューズレターとして地域住民に配布するなど、丁寧な進め方をされていました。また、行政側からの提案を決定事項ではなく選択肢の一つとして提示、ということもポイントだと思いました。

その中で、7小学校を2校に統合して、その跡地をPPP事業で整備し活用しておられるのはすごいことだと思います。特に、この7校を2校に統合されたのは、ほぼ中心市街地周辺…姫路市の様に周辺部ではないところが目を引きました。

そしてもう一つ、この推進にあたっては、公募型プロポーザルではなく、民間提案制度による公募ところも着目すべきと思いました。民間主導でスピード感を持って事業実施に結びつけられるのは、圧倒的にモチベーション高く、工期も短縮できる!これはうまく取り入れたいと思いました。

その他にも多くの見習うべき点が凝縮された視察研修となりました!

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