日本からフランスに移住し、現在、フランス人の夫・子ども3人の5人家族と暮らすデジタルクリエーター・ロッコさん。

元完璧主義&浪費家だったロッコさんの人生を大きく変えたのは、「おしゃれな国」「芸術や文化を大切にする国」であるフランスという環境だけではなく、フランス人の「感性」だとロッコさんは語ります。

そこで今回はそんなロッコさんの著書『フランス人に学んだ「本当の感性」の磨き方』から、ロッコさんが周りにいるフランス人から学んだ「人生が180度変わる」言葉をご紹介します。

ひとつでもいいので、ぜひ参考にしてみてください。

きっと毎日が素敵に変わっていくはずです!


「ベルサイユ宮殿のような明るさだわ」


◆照明はほどほどに

「ベルサイユ宮殿のような明るさだわ」とは、家中の電気をつけっぱなしにしていたら、義理の母から言われた一言です。面白い表現ですよね!

日本の住まいに比べると、少々暗めの印象を受けるフランス人の家庭の照明。夜間の室内で家族写真を撮影するのは、至難の業です。ただ、視点を変えれば、間接照明・キャンドル・暖炉など、自分たちのライフスタイルに合った心地よい照明作りのプロとも言えます! 日中は、蛍光灯やシーリングライトが発する「昼光色」「昼白色」などで太陽により近い光で活動的に過ごしますが、帰宅後、家族とリラックスする空間では照

明もそれに合ったものを適切に選択しているのです。

我が家は、子どもの就寝2時間前には照明を切り替え、お絵描きや読書をして、家族で静かな時間を過ごすことを心がけています。


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