2年前の新人王に輝いた24歳
来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、チャイニーズ・タイペイ代表にとって大きな痛手となった。台湾出身の母を持つダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手が、チャイニーズ・タイペイ代表での出場を辞退し、米国代表を目指すことを表明した。台湾メディアが報じた。
台湾メディア「中央通訊社」の英語版サイト「Focus Taiwan」によると、台湾プロ野球「CBPL」の蔡其昌コミッショナーが18日(日本時間19日)、キャロルが辞退したことを認めたと報じた。
同記事では、ともに台湾人の母親がいるブレーブスのスチュワート・フェアチャイルド外野手、カブス傘下の有望株ジョナサン・ロング内野手の2人は、チャイニーズ・タイペイ代表入りに強い関心を示しているとしている。
2023年に54盗塁を記録してナ・リーグ新人王に輝いたキャロルは、今季前半戦で打率.242、21本塁打、47打点、11盗塁をマーク。オールスター戦にも出場し、本塁打を放つなど走攻守を兼ね備える。
一方、ダイヤモンドバックスの地元紙「アリゾナ・リパブリック」の電子版「azcentral.com」は17日(同18日)、キャロルが「米国を代表するチャンスそのものが、野球選手にとって屈指の栄誉」と語り、米国代表としてWBC出場に意欲を示していることを報じた。
チャイニーズ・タイペイは1次ラウンドで日本と同じプールCに入る。かつて日本は2013年のWBCで、メジャーで実績十分の王建民に苦しめられただけに、チャイニーズ・タイペイがどれだけの戦力を揃えられるかは気になるところだ。
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