ドイツのスーパーマーケットで日本との文化の違いに気づいた女性の投稿が話題に(写真はイメージ)【写真:PIXTA】ドイツのスーパーマーケットで日本との文化の違いに気づいた女性の投稿が話題に(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 日本ではおいしく食べられているのに、海外に行くとあまりポピュラーではない食べ物があります。日本人女性がドイツのスーパーマーケットである食材について、店員と会話を続けているうちにまさかの事実を知ったという投稿が、X(ツイッター)で大きな話題になっています。9.4万件もの“いいね”を集めた投稿について、投稿者のむったー(@AkagoDeutsch)さんに詳しいお話を伺いました。

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ドイツのスーパーでの会話で驚いた事実

「うちの近所のスーパー、ドイツには珍しく鶏の砂肝を売っているんですけど」

 こんなコメントから始まった投稿。「レジで『私もこれ時々買うのよ。どうやって料理してる?』と聞かれまして。『炒めるだけー』『私はゆでるだけー』なんてキャッキャしてたんですけれど」と、よくある会話が続いたようです。

 しかし、「あちらは犬のエサとして購入していることがわかりましてね……」とむったーさんは言葉を失った様子でした。

 この投稿には9.4万件を超える“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には「アメリカのスーパーにある鶏レバーも、釣りで魚のエサにされていました」「カルチャーショック」といった驚きの声が。

 また、「オリーブオイルでニンニクの芽と一緒に炒めるとおいしいですよ~」「エアフライヤーに入れるだけ 愛犬のオヤツを確保した後 残りに塩を振って私のつまみ」など、レシピを紹介する声もありました。

ドイツ人の夫は大笑い「うちは彼女がこれを食べるんですよ」

日本では酒のつまみなどでも食べられている砂肝(写真はイメージ)【写真:PIXTA】日本では酒のつまみなどでも食べられている砂肝(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 ドイツ在住というむったーさん。今回の会話は「まさか犬の話をしているとは思わず、『砂肝ヘルシーだもんね』とか散々盛り上がった後だったので『そうきたか!』とびっくりしました」と振り返ります。

 一緒に買い物をしていたドイツ人の夫は大笑いで、「うちは彼女がこれを食べるんですよ」と店員さんに明かしました。すると、これには店員さんも大慌てだったようで、「わ、私も食べるのよ! ひとくちぐらい、ね」とフォローしてくれたそうです。

 しかし、むったーさんは「それ、犬にあげる前にゆで加減を見ているだけだよね?」と内心で思っていたのだとか。それでも店員さんの姿を見て「すごく狼狽していらしたので、なんだか気の毒でした」と笑います。ちなみに、夫も砂肝を食べたことはありますが、食感が苦手だそうです。

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