7月18日、マレーシア統計局が発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比4.5%増となり、前四半期のペースを維持した。写真は2023年5月にクアラルンプールで撮影(2025年 ロイター/Hasnoor Hussain)
[クアラルンプール 18日 ロイター] – マレーシア統計局が18日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前年同期比4.5%増となり、前四半期のペースを維持した。力強い国内消費と堅調な製造業の伸びが輸出の減速を相殺した。
第1・四半期GDPは4.4%増で、昨年第4・四半期から伸びが鈍化していた。家計消費と投資は堅調だったものの、石油・ガス生産の減少が影響した。 もっと見る
統計局は第2・四半期について、世界的な逆風にもかかわらず、消費者需要の底堅さに支えられたと指摘。トランプ米大統領の関税措置による景気先行き不透明感に言及した。
統計局高官は「全般的に経済の外部要因は、関税動向や世界的な政局不透明感の継続により、引き続き厳しい状況にある」と述べた。
同高官によると、サービス業が前年比5.3%増と引き続き経済成長をけん引した。製造業は3.8%増だった。
輸出需要が弱まる中、貿易活動は5月に鈍化したという。
マレーシアは、8月1日までに米国と貿易協定を締結できなければ、対米輸出に25%の関税が課されることになる。
第2・四半期のGDP確定値は8月15日に発表される予定。
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