欧州連合(EU)加盟国の大半が、9月までに新たな気候変動目標に合意する計画を支持していることが分かった。写真は各国の環境・気候担当相ら。7月10日、オールボー(デンマーク)で撮影(2025年 ロイター/Henning Bagger)
[コペンハーゲン/ブリュッセル 11日 ロイター] – 欧州連合(EU)加盟国の大半が、9月までに新たな気候変動目標に合意する計画を支持していることが分かった。関係筋が11日、明らかにした。
EU諸国は現在、2040年までの新たな気候変動目標について交渉中。欧州委員会は先週、1990年比で90%の温室効果ガス排出量削減を目指すことを提案した。ただ、各国は割り当てられた削減目標を達成するため、炭素クレジット(排出権)を購入することが認められる。
今年後半のEU議長国を務めるデンマークの気候・エネルギー・供給省は11日の声明で、9月の閣僚理事会で新たな気候変動目標に合意することを目指すと表明した。
3人の関係筋によると、欧州委では27加盟国のうち大半が、9月の合意成立を支持している。
半面、ポーランドやハンガリー、チェコなど一部の加盟国は早期の合意に反対しており、欧州委による提案の変更を要求した国もあるという。
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