米アップルは15日、レアアース(希土類)生産企業MPマテリアルズから、5億ドル規模のレアアース鉱物を購入する契約を結んだと発表した。MPマテリアルズは先週、国防総省からの支援を取り付けたところだった。
発表によると、両社はカリフォルニア州マウンテンパスで「最先端のレアアース再生ラインを構築」し、磁石材料の開発や磁力性能を高める革新的な加工技術の研究でも協力する。
アップルのティム・クック最高経営責任者は「レアアース素材は先端技術に不可欠で、この連携は米国内の重要資源の供給強化につながる」とコメントした。MPマテリアルズは、カリフォルニア州マウンテンパスで米国唯一のレアアース鉱山を運営しており、磁石工場の開発も進めている。
発表を受け、MPマテリアルズの株価は時間外取引で一時8.2%上昇した。アップル株はほぼ変わらなかった。FOXニュースが15日早朝、この契約の一部の詳細を報じていた。
レアアース永久磁石は非常に小型だが強力で、消費者向け電子機器、自動車、風力発電、戦闘機など幅広い用途に使われており、供給は世界的に中国に大きく依存している。米国が対中関税を課したのに対し、中国はこの重要部品の輸出を事実上停止した。
レアアースを外交・経済の武器として使う中国に対抗し、軍事やその他用途に不可欠な磁石の供給を確保するため、米国防総省は先週、MPマテリアルズに4億ドル出資した。この支援には、新工場建設資金として、JPモルガンとゴールドマン・サックス・グループからの10億ドルの融資も含まれている。
原題:Apple to Buy Rare Earths From Pentagon-Backed, US Producer MP(抜粋)

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