中国の原油輸入、6月は約2年ぶり高水準 サウジ・イラン産急増

 7月14日、中国税関総署が発表した貿易データによると、6月の中国の原油輸入は4989万トン(日量1214万バレル)と、日量ベースで2023年8月以来の高水準だった。写真は2018年10月、広東省珠海市の港で撮影(2025年 ロイター/Aly Song)

[14日 ロイター] – 中国税関総署が14日発表した貿易データによると、6月の中国の原油輸入は4989万トン(日量1214万バレル)と、日量ベースで2023年8月以来の高水準だった。

コンサルティング会社によると、製油所の稼働が増え、サウジアラビアとイランからの輸入が増加した。

6月の輸入は前月比7.1%増、前年同月比7.4%増。

ライスタッド・エナジーの幹部は「4月以降の原油価格急落が輸入急増の最大の理由だ。6月に到着した原油は大半が4─5月に買い付けられたものだ」と述べた。

ケプラーのアナリスト氏は「春の定期メンテナンス終了で、稼働を再開する製油所が増えたため、中国の原油需要は5月の日量1480万バレルから6月には日量1517万バレルに増加したとみられる」と述べた。

ケプラーのデータによると、サウジアラビアからの輸入は日量84万5000バレル増の日量178万バレル。イランからの輸入も日量44万5000バレル急増し、日量149万バレルとなった。

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Lewis is Reuters’ Chief Correspondent for China Commodities and Energy, based in Beijing. He leads a team covering agriculture, metals, and energy in the world’s largest consumer of commodities. Before moving to China, he wrote for Reuters in Sydney.

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