ジェーン・ストリート、インドでの取引再開へ5.67億ドル預託

 7月14日、インド当局から相場操縦の指摘を受けている米自己勘定トレーディング会社ジェーン・ストリートは、取引再開に向けて5億6700万ドルをエスクロー口座に預託した。写真は、SEBIの本部ビル。3月にインドのムンバイで撮影(2025年 ロイター/Hemanshi Kamani)

[14日 ロイター] – インド当局から相場操縦の指摘を受けている米自己勘定トレーディング会社ジェーン・ストリートは、取引再開に向けて5億6700万ドルをエスクロー口座に預託した。

インド証券取引委員会(SEBI)は今月、ジェーン・ストリートと関連企業に対し、国内市場への参加を禁止したと発表。また、ジェーン・ストリートが不正行為によって得た不当な利益だとして5億6700万ドルの資金を凍結した。 もっと見る

同社が取引を再開できるのは、規制当局の調査が完了するまでの間、こうした口座に同額が入金された場合に限られていた。

SEBIは14日、資金が送金されたことを明らかにし、ジェーン・ストリートからの取引禁止措置解除要請を検討していると発表した。

ジェーン・ストリートはSEBIの指摘・措置に異議を申し立てる意向。問題視された取引は「基本的な指数裁定取引」だと主張している。 もっと見る

今回のSEBI発表に関するジェーン・ストリートのコメントは今のところ得られていない。

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