長野市の夏の風物詩、「ながの祇園祭(ぎおん・さい)」の屋台巡行が13日行われ、祭り囃子にあわせて各町会の屋台が街なかを練り歩きました。

「ながの祇園祭」は、疫病退散や厄よけなどを願う弥栄神社の夏祭りで、かつては善光寺の御開帳の年に行われていましたが、いまでは毎年開催されています。

屋台を先導する「お先乗り」は、金色の烏帽子をかぶって馬にまたがった小学6年生の男の子が務め、空中に張られた綱を刀で切ったのを合図に巡行が始まりました。

巡行には、地元の4つの町会から屋台が参加し、屋台の上で踊りなどを披露しながら善光寺前の参道などを練り歩きました。

そして、善光寺の山門の前まで来ると、獅子舞や長唄にあわせて踊りを奉納していました。

沿道には、地元の人や観光客などが大勢集まり、巡行を見守りながら長野の夏の風物詩を楽しんでいました。

市内に住む50代の男性は「暑いなかのお祭りですが、屋台を曳くみなさんの頑張っている姿や踊りを見ると夏がやってきたという感じがします」と話していました。

WACOCA: People, Life, Style.