トイレのきれいさに笑みがこぼれたレナさん(右)とフェリさん(スクリーンショット)
日本には、利用者の気持ちを考えた便利なものがたくさんあります。YouTubeチャンネル「LTブログ」を運営するドイツ人のレナさんは、日本へ初めて来たドイツ人女性とともに、日本の高速道路のサービスエリア(SA)に立ち寄りました。母国とはまるで異なる、充実した施設を見て驚きます。そこで、女性はある疑問が浮かんだようです。
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ドイツは「高いし、お金かかるし、汚いから通り過ぎているね」
初めて日本に来るドイツの人たちに日本の良さを伝えたいという思いから始まった、日本旅行の密着企画。その第1回のゲストとなったのが、ドイツ・ニュルンベルク出身、フランケン地方生まれという女性のフェリさんです。
ふたりが移動中に立ち寄ったのは、岐阜県美濃加茂市の東海環状自動車道にある美濃加茂SA。フェリさんは、ドイツのSAに「あまり行かないね」といいます。その理由は「食べ物は高いし、ファストフードしかないよ。トイレもお金かかるし、汚いから車で通り過ぎているね」と、母国のSA事情を教えてくれました。
それに対し、「私も同意見だよ。でも、日本に来てから考え方が変わったんだよ」とレナさん。ふたりはまず、トイレに向かいました。出てきたところで「どうだった?」と聞かれ、フェリさんは「とてもきれいだったね」と笑顔に。
続いて、すぐ目の前にあった飲食店や土産物店が入る建物に「屋台みたいだね」と目を奪われます。さっそく探索を始めたふたりは、桜ソフトクリームやアユの塩焼き、団子、せんべいなど、さまざまな食べ物を買うために並びました。
建物の中にはフードコートも。レナさんが「本当においしくて、わざわざ食べにくる人もいるね」と紹介すると、フェリさんは「日本人は本当に食べ物に熱心なんだね」と感心した様子でした。
日本では至るところに設置されている自動販売機にびっくり
その後、屋外に設置されたベンチでソフトクリームを食べていると、フェリさんが「店内で買えるのにどうして自販機がこんなにあるの?」とレナさんに質問。レナさんは、24時間いつでも、並ばずにすぐ買える利便性の高さを説明しました。
さらに、反対側の出口にも4台の自販機が設置されているのを見つけて笑います。そして「日本にはどこにでも自販機がたくさんあるからね!」と、珍しい光景ではないことを伝えました。
ひと通り見て回ったところで、感想を聞かれたフェリさんは「本当に素晴らしい雰囲気だね。とても穏やかでリラックスできるよ」と感動した様子でした。最後に「とても楽しかったし、ドイツとの違いもたくさんあったね。ここではおいしいものがたくさん食べられるよね」と笑いました。
コメント欄には「楽しめたようですね」「日本のトイレ環境は最高です!」「日本のSAは車の旅行者だけでなく、最近では外国人観光客にも人気が出てきましたね」など、共感の声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
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