公開日時 2025年07月13日 02:42更新日時 2025年07月13日 02:42

高橋藍、沖縄のかりゆしウエアで笑顔「元気もらった」 石川祐希の神対応にファン号泣 バレー男子日本代表

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高辻 浩之

 バレーボール男子日本代表の沖縄合宿が12日、最終日を迎えた。石川祐希主将らメンバー16人はネーションズリーグ千葉大会に向け、最終調整に汗を流した。会場の豊見城市民体育館では公開練習が行われ、約1500人の来館者は、世界トップレベルのプレーに歓声を上げた。

 読谷村にゆかりのある高橋藍選手は「よみたん民泊協力会」から激励の手紙と読谷山花織をあしらったかりゆしウエアを贈られ「沖縄でたくさんの元気をもらった。みなさんの応援にプレーで応えたい」とさらなる活躍を誓った。

よみたん民泊協力会の大城光平さんと高橋藍選手、豊見城市民体育館

 高橋選手は高校時代に修学旅行で来県し、読谷村で民泊体験した縁から、ホストファミリーの「ひろじい、たえばあ」や村民らとの再会を期待していた。報道を見た読谷村の民泊関係者が12日、会場を訪れ「ありがとう。これからも『ちばりよー』」などとホストファミリーらが書いた手紙と記念のかりゆしウエアを贈り、激励した。

かりゆしウエアに身を包んだ高橋藍選手=12日、豊見城市民体育館

 初めて、かりゆしウエアに袖を通した高橋選手は「格好いいし、かわいい」とご満悦。「楽しかった読谷村での体験を今も思い出す。応援はとても力になっている。大好きな村に、いつか帰ってみんなに会いたい」と感謝を述べた。

スパイクを打ち込む石川祐希主将=12日、豊見城市民体育館

 よみたん民泊協力会事務局の大城光平さんは「おじい、おばあたちは、高橋選手の活躍を家族のように喜んでいる。良い知らせで地域も元気になり、とても励みになる。民泊を通して感動の輪が広がっている」と感激した様子だった。

高橋藍選手とじゃれ合う石川祐希主将=12日、豊見城市民体育館

 練習後、選手たちは駆けつけたファンにサインの求めに応じるなどするなど、丁寧な対応でファンを喜ばせた。石川祐希主将は、履いていたシューズを脱ぎ、その場でサインをして男児にプレゼント。受け取った男児は「うれしすぎる」と号泣し、将来は「日本代表になって活躍したい」と顔をくしゃくしゃにして目を輝かせた。

代表メンバーが体育館の壁に記したサイン=12日、豊見城市

チームメートとハイタッチする石川祐希主将=12日、豊見城市民体育館

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