来月秋田市で開催され東北を代表する夏祭りのひとつ、「竿燈まつり」が無事に開催されるよう関係者が集まって祈願する追善供養が行われました。
秋田市の「竿燈まつり」は、国の重要無形民俗文化財に指定されていて、竹ざおにちょうちんをつけて稲穂に見立てた竿燈を掲げ五穀豊じょうを願う祭りで、来月3日から4日間、開催されます。
11日は、祭りの会場となる秋田市中心部の「竿燈大通り」に面した當福寺に「竿燈まつり」の実行委員長を務める秋田市の沼谷市長や秋田市竿燈会の関係者など、20人あまりが集まりました。
寺では、住職が読経をして参列者たちが焼香をあげ、祭りが天候に恵まれて、けが人もなく安全に開催できるよう祈願しました。
秋田市竿燈会などによりますと、この追善供養は会場の「竿燈大通り」の拡張工事が行われたあと、1970年代の祭り期間、天気に恵まれなかったことなどがあり、始まったといわれているということです。
秋田市竿燈会の加賀屋政人会長は「無事に開催できますようにと毎年拝んでいます。江戸時代から続くまつりなのでこうした行事があることを若い人にも知ってほしいです」と話していました。

WACOCA: People, Life, Style.