ルビオ米国務長官は11日、マレーシアで中国の王毅外相と初の対面会談を行った。ルビオ氏は会談後に、トランプ大統領と習近平国家主席による首脳会談が実現する可能性は高いとの見方を示した。

  ルビオ氏は、王氏との会談について「非常に建設的で前向きだった」と述べた。トランプ氏が今週、最近の米中関係は「非常に良好だ」と評したことから両国の関係は改善機運が高まりつつある。今回の外相会談は、トランプ氏が年内の実現に意欲を示している米中首脳会談への布石と見なされている。

MALAYSIA-ASEAN-DIPLOMACY

Marco Rubio with Wang Yi in Kuala Lumpur on July 11.

Photographer: Mandel Ngan/Pool/AFP/Getty Images

  ルビオ氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)主催の会合に合わせて訪問したマレーシアの首都クアラルンプールで記者団に対し、「米中双方に強い意欲」あり、首脳会談実現の「可能性は高いと考えている」と述べた。さらに両国が「米中にとって都合の良い日程を見つけるだろう」との見通しを示した。

  米中外相会談は、2期目のトランプ政権発足後で最も高官級の会談の一つとなった。ルビオ氏は「われわれは2つの大国であり、意見の対立は常にある。ただ協力を見込める分野もあると考えている」と語った。協力の具体的な分野について問われると、中国側と協議を進め、後日発表する予定だと述べた。

  また、王氏は会談後の声明で、米中両国のコンセンサスを具体的な政策と行動に移すべきだと述べた。同声明によれば、米中あらゆるレベルでの対話の枠組みを強化することで合意した。

原題:Rubio Says Xi-Trump Summit Likely After Meeting Top China Envoy

US, China Agree to Boost Talks at All Levels: Wang Yi

(抜粋)

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