子どもを中心に感染し激しいせきが続く「百日せき」の流行が全国的に続く中、秋田県内の感染者数は累計で720人となり、最も多かった2019年の4倍近くとなっています。
県内では、高齢者施設でことし2例目の集団発生が確認され、県は注意を呼びかけています。
秋田県によりますと、今月6日までの1週間に県内で「百日せき」に感染した人は65人で、ことしの累計の患者数は県内で720人となり、これまでで過去最多だった2019年と比べて4倍近くに増えています。
県によりますと、子どもの感染者が多いものの、先週、高齢者施設で県内ではことし2例目となる「百日せき」の集団発生が確認され、感染者の年齢層が広がっているということです。
県は引き続き、子どもが生後2か月を迎えたら定期接種のワクチンを接種することや、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策をするよう呼びかけています。
県保健・疾病対策課は、「高齢者施設で百日せきの集団発生が確認されるなど、幅広い年齢層で感染者が多く確認されていることから、引き続き、注意してほしい」と話しています。

WACOCA: People, Life, Style.