「夏の交通安全県民運動」が11日から県内各地で始まり、福井駅前では、警察官や県の職員らが、運転の際に高齢者や子どもに注意することなどを呼びかけました。

「夏の交通安全県民運動」は、外出が増える夏休みを前に交通事故を防ごうと毎年行われていて、11日から今月20日までの10日間、県内各地で啓発活動を行います。

このうち福井駅前では、県警察本部の増田美希子本部長ら警察官や、県の職員など、およそ30人が通勤や通学途中の人たちに、啓発のチラシなどを配りました。

チラシでは、横断歩道は歩行者が優先であることや、飛び出しが多いこどもや急に反応できない高齢者に注意して車を運転することなどを呼びかけています。

警察によりますと、県内でことしに入ってから先月までに交通事故で死亡した人は12人で、去年の同じ時期よりも2人多く、そのうち9人が65歳以上の高齢者だということです。

県の県民安全課の小西出佳徳主任は「これから暑くなって運転する時の集中力が低下しやすく、子どもの外出も増える。楽しい夏を過ごすためにもいつも以上に安全に運転してほしい」と話していました。

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