気象庁によりますと、前線や暖かく湿った空気の影響で東北から九州にかけての太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定になり夕方以降、関東甲信を中心に「記録的短時間大雨情報」が相次いで発表されています。

午後7時までの1時間には
▽杉並区の雨量計で90ミリ
▽東京都が練馬区に設置した雨量計で80ミリの猛烈な雨を観測したほか
▽午後8時までの1時間には、横浜市日吉で69ミリの非常に激しい雨が降りました。

これまでに降った雨で、長野県では土砂災害の危険性が非常に高くなり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

また、神奈川県や東京23区などでは浸水や洪水の危険度も高くなっています。

このあと数時間は茨城県と栃木県、群馬県、千葉県、東京23区と多摩地域、埼玉県で、線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があるほか、西日本の太平洋側などでも非常に激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、低い土地の浸水や土砂災害、川の増水、氾濫に厳重に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼びかけています。

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